車好きの夫(40歳・A型)の妻、高1の長女(AB型)、中1の次女(O型)の母をやってる33歳B型です。普段何気なく考えてる事や、家族の話など思いつくままに語ってます。


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『悪人』原作・読了!!

長年の恋人に一方的に別れを告げられました…。19年の付き合いの。

昨日こちらに書いた『ほん怖』が、今回で最終なんですと(涙)。

出会いから隔月刊なので6冊/年×19年=114冊。沢山の思い出をありがとう。

でも年明けにリニューアル雑誌が出るらしいけど。あまりにも突然過ぎてビックリでした。


さて、小説『悪人』。今回は通常カバー・バージョンで。
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映画に感動して、書店で原作に出会ってしまい、買ってしまった私。

映画→原作の流れは、正解。逆だと原作を中心に考えるのでつい文句も言いたくなります。

映画製作者の方、ごめんなさい。悪気はないです。

2時間そこらに原作の魅力を詰め込むのは無理ですからね。だいぶ昔ですが、

『失楽園』渡辺淳一さん・原作の映画にはがっかりしました。原作にはまりすぎてたから(笑)。

映画の方は人物の気持ちが前に出てて、原作は背景のディティールが細かに出てて、とても

わかりやすかったです。読みながらこれ、映画のシーンを思い浮かべながらこの時祐一は、

光代はこんな気持ちだったんだろうな、とか考える事も出来るので、出来る事なら映画と

セットで読んで頂くともっと楽しめると思います。

個人的に樹木希林さん、大好きです。あの方がおばあちゃん役は正解です。

何度も涙しそうになりました。恋愛物は好きじゃないし、私の涙のツボは親子愛モノだったり

するので、自分がこんなに感動してるのが不思議な位。

佳乃が殺される直前の祐一とのやり取りが、映画のシーンを観て、切なくなりました。

原作ではあまり伝わって来なかったので…。増尾に山道に放り出された佳乃を助けようとして

くれたのに「警察にレイプされたって言ってやる!」と言われパニックになり、

祐一は手をかけてしまう。この時の祐一の気持ちを考えると、そりゃ殺したくもなるわな、

と思う。なんて女だ。

ラスト、警察に追い詰められてどうしようもなくなった祐一は、一緒に逃げていた

光代を悪者にしたくなくて、また手をかけようとする。愛してるからこそ、自分だけが悪者で

あろうとする。切ない。私ならばそんなことできるだろうか。光代みたく好きになった人に

殺人犯である事を告白されて、それでも少しでも一緒に居たいから一緒に逃げようとか、

祐一の様に彼女を悪者にしたくないからと、愛する人の首に手をかけるとか、はたまたそれを

抵抗せずに受け入れるなんて、できる?

絶対ないな。自分の器の小ささはいろんな場面で感じる。正直言って、私本気で人を愛する

って感覚が未だに解んない。もし、夫が殺人者になったら確実に離婚しそうだ(笑)。

待ってるよ、なんて言えないだろう。子供に何かあったら自分の命に代えて守る、なんて

きれいごとなのかもしれない。そうなってみないとわかんないし。それをなってみもしない

のに言える人、凄いと思う。私には言いきれないから。出来なきゃ嘘つきだし。

そんな色々考えさせられ、久しぶりに映画ではGT-R を観て、懐かしい気持ちになった映画、

そして小説でした。

原作には、映画には出てこないエピソードも沢山出てきてました。映画を観た後で読むと

「へえ~、こんな話もあったんだ」と言う発見もあります。好みもあると思うので、

後悔はさせません!!とは断言できないけど、すごくいい意味で期待を裏切ってくれました。

読書の秋、読む本を迷うならこの本を手に取ってみて、物思いにふけってみるのも悪くない

ですよ。私個人的には★★★★★でした!!

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by zero-as | 2010-09-25 10:20 |